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2014.02.13 Thursday
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    Letter to him

    2011.03.29 Tuesday 14:17
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      わたしは
      毎日撮った写真を彼と共通のPCのdropboxに日々落としていく
      彼への日々への手紙として、そしてわたしの記録

      いつもは外国で彼がつけている家計簿を
      ひとりのわたしは自分でつける
      彼へに届ける日記のように
       

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      Sweet song

      2011.03.28 Monday 17:23
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        まったく知らない駅
        まったく知らない街
        思うように通じないコトバ
        何台も手をあげても手を振られ通り過ぎていくタクシー



        マンハッタンから少し離れたこの街をわたしはバスで移動することに決めた
        わたしは大きな勇気と小さな声で
        黒人の叔母さんに話しかけ住所を見せる
        叔母さんは言う
        大丈夫、このバスで行くわよ
        バスの運転手さんに言いなさい、教えてくれるわ
        わたしのメモには住所だけで行き先のバスストップの名前はない
        住所に書かれた通りはとても長くて番地までバスの運転手は把握していないという
        いくら頼んでもコトバは一方通行で怒られている気がした
        そんなわたしに叔母さんとおばさんと一緒にいた女の子が手招きをする
        わたしたちが番地を見て教えてあげるから安心しなさい

        叔母さんの鼻歌だけがバスに響き渡る
        やさしくてわたしまでも口ずさむ
        冷たく思えたバスの運転手さんがMSとわたしを呼ぶ

        ひとつずつの過ぎさる番地を見つめながらここで降りなさいと彼は教えてくれる
        彼にお礼を伝え握手をする
        そして叔母さんと女の子を振り向くと笑顔で送ってくれていた

        不安と一緒にバスストップで降りたわたしは番地を見つけようとする
        すると叔母さんと相談していたかわいい女の子が声がする

        わたしの家はこのあたりだから住所まで連れて行ってあげる

        彼女の名前はステファニー
        海の見える目的地に着いたらうれしくて
        彼女にたくさんのお礼とハグをして別れを告げた



        わたしは自分の世界がどれだけ小さかったか日々知っていく
        そして人のやさしさを知る 

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        iceicecream

        2011.03.26 Saturday 12:45
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          8年前小田急線の駅で待ち合わせをして
          はじめてあった韓国人の彼女とNYの街であっている

          イギリスにいると思っていた彼女から
          地震大丈夫だった?とSkypeが入ったのが12日だった

          来週からNYに行くの
          と伝えると遊びにおいでと彼女が言う

          イギリス行きたいけれど無理だなあと言うと
          彼女は突然今NYにいるのよとわたしに告げる

          そしてNYの街で待ち合わせをした
          場所はグランドセントラル



          彼女の住むマンハッタンの家にあそびに向かう帰り道3月の街に雪が舞う
          雪を見て彼女は言う
          夢が降っているね、あれ夢だったっけ?
          わたしは微笑む
          雪だけど夢
          コトバ遊びのようなたくさんの夢と雪

          アイスクリームが食べたくて
          近くのバスキンロビンスまで夜道を歩く
          買ったミントアイスクリームとオレオアイスクリームに雪が降りかかる
          アイスに雪が積もることを傘がないわたしたちは気にしながらも
          雪はICEだからいいでしょうとふたりして笑った



          彼女のアタマの中は韓国語と英語と日本語で埋まっていて
          いろんな引き出しが出来ていた
          コトバ、たくさんの人たちとの出会い、そして経験
          彼女はいつの間にこんなcuteな大人になっていたんだろう

          出会ってからのたくさんの時間が
          彼女を大事な年下の妹から大切な友達に変えていた

          つぎあう時も彼女はもっと成長しているのだろう
          わたしもいい年を重ねよう

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          made in blue

          2011.03.23 Wednesday 05:19
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            NY 6:41a.m.



            パトカーのサイレンが鳴り響く
            まだ鳥たちは朝を告げない
            窓越しの青いカーテンは青く透ける

            きょうはどうやって過ごそうか
            ほんの少し青いカーテンの奥を見つめた

            朝方のキッチンはとてもきれいに見える
            けれど朝焼けが見えない、ここからは
            何時に太陽が昇るんだろうと最近この時間になるといつも思う
            いつからがNYの朝なんだろうと
            今度この街のはじまりを見つけに行こう 

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            Our promise

            2011.03.20 Sunday 13:26
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              彼と14日後の待ち合わせの約束をして
              駅まで送ってくれた彼のクルマが見えなくなるまで手を振った

              15時間後3年ぶりに会う妹の笑顔が見れた
              気が抜けたら世界がきれいに見えはじめ
              写真ノイローゼが治ったみたいに思えた
              そして何もかも穏やかにすすむ時間のなか
              あなたが隣にいない夜の街だけが寂しく見えた




              14日後に会いましょう、楽しみにしています

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              The best medicine called the smile

              2011.03.13 Sunday 10:52
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                地震が起きた日
                東京にいた
                愛知に戻ってからたくさんの東北での映像を見た
                東京にいても
                そして愛知にいればなおさらTVのなかで起きていることが
                近いのに遠くて
                実感できそうで全く実感できなく思えた

                むかし友達のアキの子どもが生まれてすぐのころ
                家に遊びに行ったわたしに言った

                暑いときは外でご飯を食べようと家族で話すし
                寒いときは何枚も服を重ねて着て過ごせばいい
                冷房も暖房もよっぽどじゃないといらないよ
                うちの子たちには何枚も服を着させるもの

                ずっとこのコトバはわたしのなかの教訓になりつつも
                いままできちんと実行できたためしはなかった

                ただ東京で過ごした地震の日
                人がこんなに手をつなげることを知り
                いまできることは何だろうと
                彼と話す

                電気を節約しよう
                そして笑顔

                笑顔になるために必要なのは人それぞれだけど
                地震のあった日
                東京の街は人々が移動する道はヘリコプターの音とクラクションと歩く空気で満ちていた
                だからこそ人の声や音楽は大切なことを知った



                はやくみんなが自分達それぞれの笑顔の素を手にいれられますように
                そしてそれを欲求するココロが戻ってきますように
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                Days to press a shirt

                2011.03.10 Thursday 14:11
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                  電話口から響く彼の声を聞くと
                  自転車に乗っているせいか
                  アイロンをかけてないしわくちゃなシャツの声がした

                  シャツはぴっしりとしているはずの彼に言う
                  しわくちゃなシャツの声がする
                  そうすると変な言いまわしだと彼が笑う



                  彼につられて思いっきり朝から笑った
                  今日の夕暮れはきっときれいだ

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                  ハルハレ

                  2011.03.02 Wednesday 09:13
                  0

                    彼がさりげなく言う



                    亀三郎も少しずつ動き出した音がするでしょう
                    木の芽も出てきたでしょう

                    彼なりのはげましだろう

                    この日々を忘れないでいよう

                     

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