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2014.02.13 Thursday
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    彼方雪

    2010.12.31 Friday 16:14
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      大晦日
      兵庫の彼の実家に向かおうとアパートの扉を開ける

      彼が
      ゆうちゃん、雪が降ってる

      太陽のひかりがさすなか雪は舞落ちる

      犬のようによろこぶ彼を見ながら1年の終わりに
      こんな景色と彼が見られたことで
      今年が良い一年だったと実感した



      ただ雪は少しずつ重たく変わり
      高速道路は通行止めとなり滋賀の祖母の家で年越しとなった

      こんな大雪見たことないねぇと
      無法地帯になった道をクルマから見つめた

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      ニワトリこけこ

      2010.12.30 Thursday 22:31
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        母が年末の歌謡番組を見ながらポロリとコトバを落とす
        そういえば2ヶ月くらい前ニワトリが死んだの、長生きだったよね
        おばあちゃんが亡くなって朝を告げる仕事がなくなったからかしら



        わたしはいつからニワトリこけこの声を聞いてなかったんだろう

        除夜の鐘の意味をわたしはしらない
        けれど長い夜をあらわす冬があけることを願い鳴らす鐘ならば
        今年の鐘の音をわたしはとても聞きたい

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        Thank you for him every day.

        2010.12.26 Sunday 21:41
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          ふたりだけの時間で詰め込まれたクリスマス



          朝から
          ケーキの代わりに
          彼の好きなスマイルクッキーを焼いた 

          街はつめたい風がびゅんびゅんに吹いていたけれど
          今年の彼の笑顔と
          わたしが食べそこなっていた彼のカレー
          そして彼が見つけてくれたキリン
          久しぶりにリラックスしたわたしは夜9時には眠りについた



          どんなときも隣にいてくれていつも支えてくれてありがとう
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          クレナイイロノアサ

          2010.12.24 Friday 18:14
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            朝、目を覚まし向かったリビングは夕焼けのように真っ赤に染まっていた
            わたしは目を細める



            あまりにもきれいで彼に見せようとシャッターを切った

            そして昨日我が家にやっとやってきたテレビのモニターで
            ふたりでクリスマスイブの朝から写真を見つめた



            そして彼自慢のフライパンと
            彼へのクリスマスプレゼントに贈った木のお皿を
            大切に味が出るように育てよう
            ふたり決意した 
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            Made in Mexico

            2010.12.22 Wednesday 20:30
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              東京にやって来た彼の服から良いにおいがした



              愛知に帰ってからもワイシャツから良い香りがする
              浮気でもしてるの?
              アイロンをかけながら、笑いながらわたしは聞く

              昨日の夜
              つかいかけだった柔軟剤ダウニーが終わりを告げた
              いつも使っているダウ二ーとは別のメキシコ生まれだった

              わたしがやきもちを焼いていたのはメキシコ産ダウニーで
              彼がいい加減なわたしとは違い
              ダウニーを入れ忘れずまじめに洗濯をしていたこと
              一瞬呆然と笑うしかなかった



              そしてふざけてでも彼をいじめた自分を反省した
              彼は本当によく出来た夫だ
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              クリスマスハクルマカラ

              2010.12.19 Sunday 09:45
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                彼はこの季節になるとクリスマス特集を着々とつくり
                ある日突然クルマの中の音楽はクリスマス色に染まる

                 

                一昨年に鈍感なわたしが気づいた彼のクリスマスの音楽たち

                日々は過ぎている実感はあるのに
                年賀状どうするの?
                と聞かれ
                今日何日?と彼に聞くと
                18日という答えに呆然とした



                だけどきょうもほんの少し残ったパンの1切れを
                がんばっての飲み込むことから始まる
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                An innocent insect

                2010.12.17 Friday 22:21
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                  虫が飛んでいる音がする

                  最悪だと
                  昼間のキッチンを見わたした

                  カーテンにとまる虫を見つけたら
                  その美しさにココロはゆるみ
                  ありがとうとひとり言をいう



                  そしてバイバイと 窓を開けた
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                  The bright red sun and tomato

                  2010.12.16 Thursday 21:20
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                    沈む真っ赤な太陽と一緒に見えた
                    季節はずれのミニトマトのシルエットは
                    12月に思えないくらいやさしく強く
                    愛知で久しぶりに見る夕焼けにぴったりだった

                     

                    彼とこの写真を見ながら
                    カエルとトマトのシルエットだと笑った
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                    オルゴールイルミネーション

                    2010.12.15 Wednesday 09:04
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                      クリスマスが近づけば近づくほど
                      街を彩るイルミネーションは
                      毎年わたしのココロをほんの少しさみしくさせる

                      彼にそう思わない?と聞くと
                      みんなが楽しそうに見えるからだよ
                      とこたえる



                      わたしは冬のこの景色を見るたびに思う
                      わたしがさみしいのはみんなが楽しそうだからじゃなくて
                      この1年がこのまま今年も終わってしまうのがなんとなくココロに痛いんだと

                      イルミネーションを見つめながら
                      去年を冬を思い出す
                      ひかりの波のなか、突然聞こえてきたオルゴールのような音楽に救われた 

                      今年は
                      1年終わることにちょっとだけ胸が張れるからか
                      いつもよりさみしい音がしない
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                      Make a thing with two people

                      2010.12.14 Tuesday 18:40
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                         くるりの音楽がながれる映像を
                        リノベーションした懐かしい小学校なか
                        みやちと二人ほんの少し背の高いペパーミント色のイスに座って
                        見つめながら
                        短くて長く感じる時間を過ごした



                        この濃密に詰め込まれた1週間を忘れることはないだろう
                        category:Friends | by:mizunohatecomments(0)trackbacks(0) | -

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