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彼の運転するクルマの隣であふれる涙をふいた
努力すればするほど
かくせるようになった障害は
自分のチカラになるけれど
たまにココロの棘になる
クルマを降りて
アパートの上に浮かぶ満月を見上げると
夜なのにひこうき雲が見えた
カメラをバッグから探すのに一瞬目を離すと
ひこうき雲は昼の空よりもとてもはやく消えていた
きっと満月のひかりのチカラでひこうき雲は見えたんだろう
そして満月から離れればはなれるほどすぐに消えていく雲
夜に見えるひこうき雲はきっと流れ星を見れる確率に近いに違いない
わたしは人間を好きでい続けられるようにと願った
アパートの階段を昇りおわるまで飛行機のゴーって音が聞こえてた
目を覚ましベッドを出る瞬間
上になにも羽織らず
靴下はくのを忘れても
あったかい朝は
とってもココロがゆるむのを感じる
それは雨の音が続いた一日でもずっとココロはあったかいままだ
新しい空気を入れようとする開いた窓から
春の嵐の音がする
昨日ふたりで撮リに行った写真が見たいと
彼は歩きながら電話でリクエストする
雨の中オリーブの木がベランダで揺れている
16:37p.m.
あなたからのTELが入る
早すぎる帰るコールにカラダの心配をすると
きょうのあなたの声は明るかった
きのうのあなたは何をするにも
イライラするらしく
体調のすぐれないわたしにはやく寝なさいと言ってひとりの時間を過ごしてた
朝のあなたも月曜日でもないのに憂鬱そうで
わたしはきょうの帰りを心配していた
明るい時間に戻ってきたあなたは
わたしに干しりんご食べようと言う
おいしくて何個も何個も口に運ぶわたしに
小鳥よりもたちが悪いと笑って言う
パソコンのメールを開き
オザケンコンサートの抽選結果をブルーになりながら開いたあなたは
行いがよいとと良いこと帰ってくるものだねえと
オザケンに会える6月を夢見て
とってもしあわせそうだ
きのうまで重かった頭はきょうの朝は軽くなってた
あさ、彼が作ったドライアップルを食べた
甘酸っぱくてきょうもいい日だと思えた
ヨガに向かおうと自転車置き場に行くと
わたしの自転車がない
ああそうか、駅に置いたままだと思い出し
間に合うかなと心配だったけど
青い空を見たら安心し
ゆっくりとした散歩を楽しんだ
小学校に入ってはじめて名前を知った春の訪れを告げる花
オオイヌノフグリが田んぼのわきに咲いていた
晴れていて偏頭痛の日はとてもつらい
わたしの目は母譲りでとても茶色い
普段のわたしにとってはカラダの中でいちばんの自慢の目だけど
この日ばかりはひかりがアタマに刺さる
こんな日はいつも何もかも忘れ眠ることにする
スリッパが左右あってなくても