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2014.02.13 Thursday
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朝起きると夜響いてた雨はやんでいた
彼がいつもどおり植木の水やりにベランダに出ていく
彼の服装は薄着になっていた
ゆうちゃん、ジンチョウゲの花が咲いたよ
とベランダから入ってきた彼がわたしに言った
この花は一人暮らしをはじめるとき
母に家にある植木どれか持っていっていい?
と聞くと好きなのをもって行きなさいといわれ選んだ鉢
母はわたしの一人暮らしが長くなり
この季節が来るたびごとに
わたしがジンチョウゲ咲いたよというと
良くがんばったわねとほめてくれた
今は彼が育てるようになり安心した母は
最近ではあの花いい花だったのよね
ゆうこに持ってかれたとき見る目があるとおもったのと同時に
あーあ、持ってかれちゃったって少し寂しかったのよ
と、本音を言うようになった
わたしが花を枯らすのは我が家では有名だから
枯れると思いながらもお気に入りの花で母は送り出してくれただなあと
いまのわたしはジンチョウゲの花が咲くたびに母のやさしさを思う